「大学全入時代」と言われるように、現在ではほとんどの人が大学に進学する時代です。
それは、大学を選り好みしなければ誰でも大学に行けるようになったことも意味しています。
ただ、僕の両親が高卒であったように、昔は大学に行く人の方が少なかったようです。
高校を卒業したら、就職するのが普通だったというのは今では考えられないですよね。
ちなみに総務省統計局が3月10日に発表した「日本の統計2017」によると、高校卒業者の大学などへの進学率は男子が「52.1%」、女子が「56.9%」とのことです。
都道府県別に見ると最高が東京都の「66.5%」で、最低が沖縄県の「39.2%」となっています。
以上を頭に入れていただいて、
「2017年3月卒業生 大学進学率39.1%」
というデータを見てください。
これ、どこのデータだと思いますか?
都道府県別で最低の沖縄が「39.2%」です。
はい、この「39.1%」というのは・・・
僕の高校の大学進学率です。
「ここは沖縄か!」と思わずデータを見た時に突っ込んでしまったのですが、僕の通っていた高校はご覧の通り大学進学率がかなり低いです。
念のため言っておきますが、僕は沖縄の高校ではなく東京の高校を出ています・・・。(笑)
東京の大学進学率は「66.5%」という中で、「39.1%」なので、かなり足を引っ張ってしまっているとも言えます。(笑)
それで、なぜ冒頭にこんなデータを挙げたのかというと、ちょっと今日は「格差」の話をしようと思ったからです。
受験ブログなのに「格差」の話をするなんて、場違いな感じはありますが、僕はとても「格差」の問題を懸念しています。
場違いかもしれませんが、僕はこの「格差」を無くす目的でも受験ブログを運営しています。
というのも、格差を無くす手段として「大学受験」を捉えているからです。
大学進学率の低さ=偏差値の低さ
東京都の大学進学率が「66.5%」という高い数字の中で、なぜ同じ東京にある僕の高校が「39.1%」なのかを考えたら、あることに気づきました。
それは、「偏差値の低さ」=「大学進学率の低さ」だということです。
完全にイコールになるわけではないかもしれませんが、ここには少なからず因果関係がありそうです。
マクロな視点で都道府県別の進学率を見ても、沖縄の高校は総じて偏差値の低い高校が多いことが分かります。
東京より沖縄の方が圧倒的に高校の数が少ないのに、偏差値30、40台の高校の数が東京より多い。
「大学全入時代」と言われているので、みんなが大学に行けるものだと思ってしまいますが、実際大学に行くことのできない人も多くいます。
進学率が低い原因に偏差値の低さがあるなら、それはただ「頭が悪いから大学に行けない」という論理になりますが、繰り返し述べているように今は「大学全入時代」です。
選り好みしなければ誰でも大学に行けると言われています。
なのに、どうして都道府県別に見ても、同じ都道府県の中で見ても進学率に大きな差が出るのか?
大学に行けない人が出てくるのか?
僕は、そこに「経済格差」が潜んでいると思っています。
偏差値の低さ=経済力の低さ
さらにここから経済力と偏差値との因果関係を掘り下げていきます。
そうすると、「教育格差」に行き着きます。
経済格差が教育格差を生むという理論です。
前提として、資本主義社会である日本においてお金持ちになるには賢い頭脳が必要です。
賢い頭脳を持ったお金持ちの親はそのことをよく知っているから、子供にも自分が受けた質の良い教育を受けさせます。
賢い頭脳を持ったお金持ちの親の子が同じようになるのは、恵まれた教育を受けているからに他なりません。
事実として、そのような教育を受けさせるには物凄いお金がかかります。
教育の機会は平等だと言われていますが、それは正しくありません。
間違いなく日本には「経済格差」による「教育格差」は存在します。
存在しないのであれば、子もまた同じになるとは限らないということになりますが、大方同じになります。
当然例外もあると思いますが、可能性としては高いということです。
何を持って教育の機会が平等ではないというのかというと、例えば富裕層は自分の子供に幼少期から家庭教師をつけたり、進学塾に通わせています。
しかし、僕のような貧困家庭に生まれた子供は”そのような教育”を受けれません。
「義務教育はみんな平等に受けられるんだからその中で努力すれば良いじゃないか」という意見もあると思います。
「じゃああんたは義務教育だけで頑張ったんですか?」と聞きたいですが、絶対プラスαで良い教育受けています。
全然フェアじゃない。
しかもそういう人に限って、自分が恵まれていることに気づいていません。
かの有名なルイ16世の王妃、マリー・アントワネットが貧困にあえいでいる農民に対し、「パンがないならケーキを食べれば良いじゃない。」と言ったのと同じようなものです。
いろんな議論はされていて、格差是正の政策も実施されているのに、日本の「格差」って無くならないのはそういうことなんです。
では、どうすれば「経済格差」から生まれる「教育格差」を無くせるのか?
とにかく自分が恵まれていることに気づいていないお偉いさんたちに期待しても無理なのは分かりました。
解決法はただ1つ、今現在恵まれていない境遇にいる受験生が良い大学に行くことです。
そういう人が少しでも増えていかない限り、この問題は無くなりません。
フェアじゃない中で頑張るのは辛いし、容易でないのも分かります。
ただ、それで自分の境遇を嘆いていても何も変わりません。
少なくとも自分だけがそこから抜け出して、自分の子供に同じ思いをさせたくないならどこかで覚悟を決めるしかありません。
弱者にも弱者の戦い方がある
経済的な問題で予備校や塾に通えないけど、少しでも良い大学に行って人生を変えたいと思っている受験生は少なくないはずです。
でも、ほとんどの人は諦めてしまいます。
ここまで書いてきて、まだ解決されていないのは「大学の費用」だと思います。
これまで満足な教育機会を得られず諦めてしまっている人もいれば、進学後の費用の面で諦めてしまっている人もいると思います。
しかし、今は「奨学金」もありますし、大学に入ってからはバイトはいくらでもできます。
ここでの一番の問題は、やはり「頭が悪い自分には無理だから・・・」と言って進学を諦めてしまうケースです。
「大学進学率の低さ」には経済的な問題やこういった気持ち的な問題が与えている部分が大きいです。
では、「どうすれば良いんだ?」ということですが、安心してください。
弱者に与えられた最後にして最強の勉強法があります。
それが・・・
「非常識勉強法」です。
この勉強法はどん底にいた自分の人生を変えるキッカケを与えてくれた勉強法です。
僕のように経済的な問題で塾や予備校に通えない受験生でも、偏差値が30、40台でも半年や1年という短期間で偏差値を20以上上げることができる勉強法です。
「そんな簡単に偏差値が上がるわけない!」と思うのはごもっともですが、それにはそれなりの理由があります。
それはぜひ、あなた自身の目で確かめてもらえればと思います。
僕がそうだったようにそれを読むことで「これなら行ける!」と確信する瞬間が訪れると思います。
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ここまで真剣に読んでいただいたお礼ではないですが、このプレゼントを受け取っていただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました!