こんにちは、ハクです。
英語が苦手な受験生は多いと思います。
でも英語が今ではどの大学を受けるにしても基本的に最重要科目になりますし、この科目を放っておいて合格できるということは難しいです。
僕は文系受験者で「英語・現代文・古文・日本史B」が受験科目でしたが、ずば抜けて英語が苦手でした。
僕の高校は偏差値40台の高校で英語の定期テストの問題は授業で読んだ英文から出題されるというものでしたが、それでも良くて60点、悪い時は40点台という感じでした。
その状態が僕が受験勉強をスタートさせる高3の夏ごろまで続いていて、そこから約半年で英語の偏差値を43→64まで上げることができました。
じゃあなんでそれが可能になったかというと、根本的に英語の勉強の仕方を見直したからです。
だからこそ僕は偏差値40台の底辺高校から学年でただ一人明治大学に合格することができました。
学校の授業で英語の偏差値が上がらないのは正しい順番で教えてないから
なぜ小学校から中学、高校と何千時間と英語の授業を受けてきたのに英語の偏差値が50もないのか?
長文が全く読めないのか?
答えは簡単です。
学校が正しい順番で教えてないから。
です。
英語の偏差値を上げるためには正しい順番で勉強していく必要があります。
その正しい順番というのはザックリいうと
「単語」→「文法」→「構文解釈」→「熟語」→「英語長文」
です。
しかし、学校ではどうでしょうか?
この全てを1週間のうちに勉強していきますよね。
例えば月曜の2限に「リーディング」を勉強して、3限に「グラマー」があるみたいな感じです。
それで「リーディング」の授業では何が行われれているかというと、当然「リーディング」なので、教科書の英語長文を読みます。
でもろくに読めません。じゃあ何故か?
それは英単語を知らないから。
じゃあ辞書を使えばいい。
でも辞書を引いても、読めない。じゃあ何故か?
それは文法を知らないから。
あなたが英語ができない理由は全てここにあります。
わからないことだらけの状態で
「単語」→「文法」→「構文解釈」→「熟語」
という知識を総動員して読む
「英語長文」を読まされているのです。
「リーディング」の授業で先生は「わからない英単語があったら、辞書を引いてその場で覚えろ!」って言いませんか?
でも良く考えてみたら、わからない単語を出てくる度に辞書を引いて覚えるって超非効率じゃないですか?
しかし、小学校の時に習った九九の授業って、まず先に九九を覚えてから、それを使って私たちは「因数分解」とか勉強してきたと思うんです。
これを高校の英語の授業の現状に例えると、先に「因数分解」を勉強して、わからない九九がある度にいちいち「九九の表」を見ながら「えーと7×4は・・・28か!」とやってるようなものです。
そんな生徒を見たら「なに非効率なことやったんだ。ボケ」ってなりますよね?
でも我々は英語をそのようにして勉強してしまっています。
「わからない英単語が出てくる度に辞書を引く。」
「わからない英文法が出てくる度に文法書を引く。」
こんなこと繰り返してて英語って得意になるんですかね?
無理でしょう。てか、英語ができる人はそんな勉強の仕方をしていません。
まず必要なものは先に覚える。そういう考え方で勉強しています。
「長文の中で覚えていけ!」なんて非効率ですし、なかなかレベルの高いことなんです。
まだ非効率なら良いのですが(一応は覚えられるので)、最悪なのはこの授業の教え方ではどんどんやる気が無くなっていくことなんです。
長文を読んでも「わからない英単語だらけ。文法がどうなっているのか意味不明。もう英語嫌い。」こうなります。(笑)
僕もそれを繰り返してきたからめっちゃ英語が嫌いだったんです。
東進のCMで英語の安河内先生が「英語なんて言葉なんだ!こんなものやれば誰だってできるようになる!」と言っているのを聞いて、「ふざけんな。英語のどこが言葉なんだよ。日本語と全然ちげえじゃねえか。」と発狂していました。
でもやっぱり英語は日本語と同じ言葉でした。
なんで自分ができなかったかというと「正しい順番」で勉強していなかったからです。
この「やればできる」っていうのは「(正しい順番で)やればできる」の意味です。
ここに気づいて、正しい順番で勉強していけば間違いなく英語はできるようになります。
だから今あなたがやるべきことは?
先ほどの
「単語」→「文法」→「構文解釈」→「熟語」→「英語長文」
でいうと、まず「単語」を勉強することですよね。
必要なものは先に覚える。
英単語を覚えて基礎文法を勉強するだけでも、英語長文の見方が少し変わります。
「この単語わかる!この文はこれが主語でこれが述語か!このthatは関係代名詞で目的格の関係代名詞だな!」という感じでどんどん英文が見えるようになっていきます。
前に別記事で「英語が苦手で得意にしたい受験生は絶対に目を通すべき東進の大岩秀樹先生のある名言」というのを書きましたが、そこでこんな言葉を引用させていただきました。
以下引用
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「中学生の時から、ずっと英語が苦手です。」
「高校生になって、英語が苦手になりました。」
「英語が苦手になってゆく人」が
いつ・どこで・どのように苦手になってしまう
のかは人それぞれだと思います。
しかし、「英語が得意になってゆく人」の
多くは、驚くほど同じ道順を進んでいくもの
なのです。
「ゼロから、知識がつながるように一段一段、無理のない努力をする」
当たり前のことなのに、
なぜか多くの人が無視してしまうんですよね。
特に「ゼロ」からという部分を無視する人が
多いように感じます。
いつ・どこで・どのようにして英語が
苦手になってしまうのか、明確にわかる人は
いないのではないでしょうか。
「実は最初からわかっていなかった」という
可能性は、本当にないのでしょうか。
それならば、思い切ってゼロからスタートする
という決断は、遅いようで、実は英語が
得意になっゆく一番の近道と言えるはずです。
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引用ここまで
大岩秀樹「高校とってもやさしい英文法」より
あなたが今英語ができないのは「正しい順番」で勉強していないから。
学校の教え方ではいつまでたっても英語ができるようにならないのは不思議なことじゃないんですね。
てか学校で「英単語」の勉強ってあんまりやらないですよね。僕が学校で英単語を教わったのって中学の時にリーディングの授業の最初で毎回単語の小テストをやったくらいですね。
そこで少し覚えた知識でずっと英語長文を読もうとしてきたわけです。(笑)
高校に入って配られた英単語帳なんて授業で一回も使わなかったですし、今思うと「おいおい」という感じです。
やっぱり自分で勉強しないとダメですね。周りと同じようにただ授業を受けるだけでは逆転合格なんてできません。
学校の授業なんて真面目に聞いても偏差値なんて上がらない(爆)んですから、ぜひあなたには「正しい順番」で勉強していって欲しいです。
騙されたと思ってとりあえずこの1ヶ月英単語帳を一冊完璧にしてみてください。
ちなみに僕が受験勉強で使った英単語帳は「システム英単語basic」と「システム英単語」です。
この2冊でMARCH・関関同立レベルに対応できるので、ぜひ完璧にしましょう。
それでは!