こんにちは、ハクです。
今回は「日本史」をテーマにお話ししようと思います。
僕は偏差値40台の底辺高校に通っていたことから分かるように当時日本史が全然できませんでした。
知っているのは誰もが知っているような「織田信長」とか「坂本龍馬」みたいな用語だけでしたね。(笑)
学校で受けた進研模試では毎度30、40点台を取っていた記憶があります。
しかし、そんな僕が受験勉強を始めてから半年後、明治大学3学部と学習院大学経済学部の一般入試「日本史B」で全て9割以上をとることができました。
明治大学経営学部の一般入試では96点を叩き出した覚えがあります。
もちろん予備校が出す解答速報を元にした自己採点ですが、歴史科目(日本史・世界史)は問題に対して答えが明確なので自己採点でもズレることは他科目に比べて少ないです。
これが現代文とか英語だと問題によっては先生の中でも正解とする答えが割れることがあるんですがね・・・。
ってことはですよ、逆に日本史という科目は超シンプルな科目ということなんです。
先ほども言いましたが、日本史は問題に対して答えが明確です。
超シンプルだからこそ努力が必ず報われる科目です。
極論、「知っているか知らないか」ですからね。
だから僕は文系3科目がどれも同じくらいのレベルなら日本史を得意科目にするのがオススメです。
それは最も点数が安定しやすいのが日本史だからです。
僕が本番で全て9割取れたことが良い例です。外すってことはありませんでした。
これが英語や現代文になるとたまにイレギュラーなこと(長文が苦手なテーマだとか)が起こるんですがね。
まあイレギュラーなことが起きても安定して高得点を取れるようにならないといけないんですが・・・。(笑)
ただ、僕のこのブログや「非常識勉強法」のスタンスは「最短最速で逆転合格を勝ち取る」ですからちょっと諸刃の剣な部分があるのも事実です。
こんなこと言ったら一般的な受験生は離れてしまうでしょうが・・・。(苦笑)
余裕があればいいですが、ないなら無いで山を貼るみたいな勉強法も必要になります。
山を貼るってなんか悪く聞こえますが、言い換えれば”戦略的に受験勉強をする”ってことです。
「確実に点を取れる科目を得意科目にして、他の科目でやらかした時の保険にする」とか普通に立派な戦略的な受験勉強ですからね。
どれも得意にしようとして結局どれも中途半端みたいなのが逆に一番危ないんじゃ無いかと思っています。
もちろんどれも得意になればそれがベストですが、いかに時間を有効に使えても限界はあります。
そこを理解した上で「戦略的に受験勉強をする。」というのが弱者が強者に勝つ唯一の方法です。
今回は「日本史」について話すので、この戦略的な受験勉強については今度しっかり話そうと思います。
今回のテーマは「MARCH日本史9割の男」が明かす日本史苦手を克服し日本史を得意にする方法です。
得意科目にしやすいからこそあなたに日本史の苦手意識を克服してもらって得意になってもらいたいわけです。
日本史が苦手・嫌いな原因を考えよう
日本史が苦手・嫌いな高校生って結構多いと思います。
そこでまず考えないといけないのが「何故日本史が苦手・嫌いなのか」ということなんです。
ちょっとあなたにも少し考えてみてほしいです。
なんで日本史が苦手・嫌いなのか自分に問いかけてみてください。
考えましたか?
僕はその原因として「勉強する意味が見出せていないから」だと考えています。
日本史苦手を克服して得意にする方法は勉強する意味を見出すこと
僕は勉強する意味を見出せれば勉強が自然と面白くなるし、面白くなったら得意になるんだと思っています。
「好きこそそものの上手なれ」なんて言いますしね。
そのためにはまず「勉強する意味を見出すこと」です。
英語や現代文はまだ勉強する意味が見出しやすい科目だと思います。
英語はなんで勉強するのって聞かれたら、グローバル化の時代だからとか話せるようになれば世界中の人と話せて視野が広がるとか割と色んな答えが出てきます。
現代文はというと現代文というのは日本語の読解能力や語彙力を測るものですが、これは勉強すればそのまま日常や将来働く時のコミュニケーション能力に生きてきますね。
誰に言われなくてもなんとなく必要だというのは肌でわかるんです。
それが、こと日本史においては「これってやる意味あるんですか?」となってしまいます・・・。(笑)
今では日本史が面白いと思える僕にとっては悲しいことなんですが、僕もあの時は興味もなかったんで、その気持ちも分かります。(笑)
まだ自分で勉強する意味を見出せるなら良いんですが、そうではない受験生は多いと思います。
ただやっぱり「これってやる意味あるんですか?」という状態で勉強していても知識が身になりにくいのは事実です。
だからこそ、まずは日本史を勉強する意味を見出しましょう。
それで僕が思う日本史を勉強する意味は全部で3つあります。
単純に日本人として自国の歴史を知らないのは恥ずかしい
僕は日本史を勉強し始めから自分がいかに日本の歴史を知らないことに気づきました。
これは日本人として「情けない」と思いましたね。
そう考えると日本は日本史を知らない情けない人間が溢れてますが・・。
だからこそ余計に意味が見出しづらいと思います。
僕はある意味日本史選択の受験生は幸運なんじゃないかと思っています。
日本史を受験で必要だからという理由で勉強できるからです。
それは英語でも現代文でもそうですが、よく考えたら一石二鳥ですね。
日本史はこの2科目より実は大事なんじゃないかと思います。
受験科目でなくても勉強しておくべきことなんです。
「日本史」っていわば我々日本人の「アイデンティティー」です。
アイデンティティーとは「自分が自分であること」です。
僕はなにをもって日本人なのかと聞かれたら、「同じ歴史を共有しているから」と答えます。
もちろん日本人としてのアイデンティティーを確かめる方法は1つではありません。
「民族」とか「文化」もそうでしょう。
ただ「歴史」というのは我々の一番根っこにあるものだと思うんです。
全てを内包するというか、僕らは間違いなく歴史の上に生きているわけです。
あなたが僕と同じ日本人なのも共有した歴史があるからなんです。
だったらその歴史について知らないのは「やばいこと」って気づきます。
言ってしまえば日本史を知らないのは自分が誰だかわかってないのも同然です。
そもそもなんで日本史が小中高と習う必須科目なのかを考えてみたら分かります。(小学校では社会ですが)
日本人として知っておかなければならないからなんです。
ちょっと理由になっていませんが、それは自明のことだということです。
では世界史を勉強する理由が何なのかというと、それは世界の中で生きる日本人として知っておくべきということでしょう。
世界史はもっと大きいですよね。人類の歴史ですからね。
特にこれからはグローバル化の時代ですから、日本だけではなく世界の歴史について知っておくことも必要です。
相手のバックグラウンドを知らずに話すのはリスキーですからね。
例えば中国人と話をする時に安易に近代の歴史の話を持ち出すのはNGですね。
歴史を学んでいれば当然のことです。
だから歴史を知ることは大切です。
もう1つ、なんで「日本史を知らないことが恥ずかしい」のかというと、それが先人に対して敬意を欠くことになるからです。
なんで僕らがこうして平和に暮らせて、
便利さを享受できるのか。
というのは割と良く言われますが、
それは先人たちのお陰ですよね。今を生きている自分たちのお陰ではないんです。
だったらせめて先人たちが何をしてきたかくらいは知らないと。
もはや失礼のレベルだと僕は思っています。
そこまで考えて日本史を勉強する必要もありませんが、少なくとも僕は日本人として生まれたなら日本の歴史くらいは知っておかないとというマインドで勉強していました。
これが僕が半年で日本史の偏差値を30くらいまで上げられた秘訣です。
別に何か凄い勉強法を使っていたわけではなく、日本史に向き合う姿勢で決まります。
まずはそこから。そのマインドがあってその上で効率的な勉強法が生きてきます。
日本人として生まれて日本人が何をしてきたか知らないなんて。ほんと恥ずかしいことだと思います。
昔の人も悲しんでいるでしょう。存在が忘れられてるみたいじゃないですか。
逆に勉強してくれたら昔の人も嬉しいと思います。
日本史を勉強して昔の人に思いを馳せましょう。
割と大学受験日本史は深いところまで学べるので、日本史については一通り知ることができます。
大学受験日本史を勉強したら分かりますが、いかに学校の日本史の教科書(山川とか)がショボいかが分かります。
高等教育レベルの日本史じゃ物足りないですね。
大学受験日本史でようやく日本史って感じです。
僕が参考書の「日本史B一問一答」を手にした時はマジでビビりましたね。(笑)
「覚えること多すぎでしょ。(笑)」ってね。
学校の歴史の教科書に載っているのは日本史のほんの一部ってことです。
そう考えるとMARCH志望者とかはめっちゃ日本史が学べるのでラッキーなんです。(笑)
今を生きる上で過去から学べることは多くある
「温故知新」という言葉がありますよね。
「温故知新」というのは辞書には「昔のことを調べて、そこから新しい知識、見解を得ること」と書いてあります。
「故きを温めて新しきを知る」、良い言葉ですね。(笑)
これからの時代を生きていく上で日本史から学べることは沢山あります。
歴史には成功と失敗が沢山描かれているので、いわばケーススタディーの宝庫です。
何を学ぶかは人それぞれですが、僕が日本史から一番学んだことは、いつの時代も結局は「人」だということです。
人っていうのは「人間性」ですね。
お金とか名誉も大事なんですけど、やっぱり根っこにあるのは人間性。
どんなに栄えても人間性がアダになって自滅するケースは日本史に多く見られます。
平家だって織田信長だって。
日本も1945年に太平洋戦争で敗れましたが、あの時代の日本はかなり慢心していました。
でもそれも理解できないことでもなくて、確かに日本は1994年の日清戦争、1904年の日露戦争と大国相手に連勝し不敗神話が続いていました。
それで米・英という2つの超大国に戦争を挑んでしまったわけです。
奇しくもこの記事を記した今日は「終戦記念日」である8月15日です・・・。
今こうして平和に暮らせることは多くの犠牲の上に成り立っています。
もう二度とあの様な悲劇は繰り返してはいけないと思います。
だからこそ我々は歴史から学ぶ必要があるんです。
勝利したアメリカ・イギリスなどの連合国も多くの犠牲者を出してます。
悲しむのは残された人です。
結局、誰も幸せにならないというのが戦争です。
今日がたまたま終戦記念日だからこの記事を書いたわけではありませんが、日本史について書いていたら自然とこのようなことが頭に浮かんできました。
だからどんな時代でも人の心だけは失ってはならないということは歴史から学べる教訓です。
悲劇を繰り返さないためには歴史を学ぶことですね。
これは一例ですが色んなことを学べるのが日本史です。
日本史は最高の「教養」になる
ここまでで何となくお気づきかと思いますが、日本史は最高の「教養」になります。
日本史は「知識」として会話のネタになる以上に「教養」として優秀です。
「教養」とは自分の心を豊かにするものです。
僕は日本史の勉強を通して感受性が豊かになったというか、色んなことに興味を持てるようになったんです。
歴史を学べば、他の人と違った視点で物事を捉えることができるようになります。
それはなぜかというと、「歴史」はあらゆる物事に通じているからです。
例えばあなたが住む町。そこにも当然歴史があるわけです。
ちょっと自分の町の歴史を調べてみたりすると、面白い発見があると思います。
地名や地形といったものが歴史に関連していることが多いですね。
例えば「六本木」の地名の由来は江戸時代に「青木・上杉・朽木・高木・片桐・一柳」という木にまつわる姓を持つ6大名の屋敷がその近くにあったからと言われています。
そう考えると「六本木」という地名は割と最近つけられた地名であることがわかりますね。
この話は大学受験日本史で習うことではないんですが、そういったものに興味を持てるようになるキッカケが大学受験日本史にあるわけです。
「教養」とはそういうものです。
自分の視野を広げてくれるもの。人生を豊かにしてくれるもの。
日本史を勉強したら進化する自分に気づくと思いますよ。
まとめ
今回は【「MARCH日本史9割の男」が明かす日本史苦手を克服し日本史を得意にする方法】をテーマにお話ししました。
ちょっとあなたが想像していたものとは違っていたかもしれません。
でも日本史の苦手を克服して日本史を得意にするには、まずは勉強する意味を見出すことが大事なんです。
もちろん日本史を効率的に勉強する方法は他にもあります。
でもそれは枝葉末節に過ぎません。
今回話した日本史を勉強する意味を自分の中で持って初めて枝葉末節が生きてきます。
・日本人として自国の歴史を知らないのは恥ずかしい
・今を生きる上で過去から学べることは多くある
・日本史は最高の「教養」になる
というのはあくまで僕が日本史の勉強に取り組む上のモチベーションだったわけですが、あなたも自分自身で勉強する意味を見出してほしいと思います。
もちろん今回話したことあなたの日本史の勉強のモチベーションに役立ったのであれば幸いです。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!