こんにちは、ハクです。
今回は【英熟語の覚え方】英熟語を一発で覚えて忘れにくくする方法と題して英熟語の覚え方をお伝えしようと思います。
英語って覚えることが沢山あって本当に大変ですよね。
「単語」に「熟語」に「文法」に・・・。
長文を読めるようになるまで「やることが多い」ということです。
そこで僕は少しでも英語の勉強の負担を減らそうと思っていたのですが、ある時気付いたのは、『「熟語」ってわざわざ1つの「熟語」のカテゴリーとして分けて考える必要はないんじゃない?』ということです。
どういうことなのかというと、熟語はただ動詞(単語)に副詞や前置詞といった修飾語がついたものに過ぎないということです。
言ってしまえば単語の延長線上なのです。
それでは具体例を出して「熟語」を覚えるのは実は簡単な理由を説明していこうと思います。
熟語は「分解」して考えると意味が見えてくる
「get over 〜を乗り越える」
「look forward to 〜を楽しみにする」
「bring about 〜を引き起こす」
「take care of 〜を世話する」
これらの熟語を覚える時に単語同様ににらめっこして覚えると思います。
ただ、ここで丸暗記に入る前に一度立ち止まってやって欲しいのは、「動詞」、「副詞」、「前置詞」、「名詞」といったように熟語を「分解」することです。
「get over」は
「get(自動詞)手に入れる」
+
「over(前置詞)〜を超えて」
になります。
そう考えると、なぜ「get over」が「〜を乗り越える」という意味になるのか自ずとわかってくると思います。
「〜を超えて手に入れる」から「〜を乗り越える」という意味になるんですね。
(例文)He got over the difficulties of cancer.
彼はガンという困難を乗り越えた。
「look forward to」は
「look(自動詞)見る」
+
「forward(副詞)前へ」
+
「to(前置詞)〜に」
になります。
そう考えると「〜に前を向いて見る」だから「〜を楽しみにする」という意味になると思います。
(例文)My brother is looking forward to the summer vacation.
弟は夏休みを楽しみにしている。
では「bring about」はどうでしょうか?
まずこの「bring about」の「about」は「〜について」という「前置詞」ではなく「発生して」という意味の「副詞」です。
「起こる」という意味の「come about」の「about」も「発生して」という意味の「副詞」ですね。
そう考えると、
「bring(他動詞)〜を持ってくる」
+
「about(副詞)発生して」
で「〜を発生して持ってくる」だから「〜を引き起こす」になるのが分かるかと思います。(少し頭を使う必要がありますが何でその意味になるのかしっくりは来ますよね)
(例文)This new law will bring about a big argument.
この新しい法律は大論争を引き起こすだろう。
それでは最後の「take care of」をやってみましょう。
僕もこの「take care of」に関しては「分解」して覚えるやり方に気づく前だったので、何回も繰り返して覚えた記憶があります。(笑)
でも「分解」したら一発で覚えることができます。
「take care of」を分解すると
「take(他動詞)〜を取る」
+
「care(名詞)世話」
+
「of(前置詞)〜の」
になりますね。
これはもうそのまま「〜の世話を取る」=「〜の世話をする」なのでしっくり来たかと思います。
(例文)People always are taken care of by someone.
人は常に誰かの世話を受けている。
まとめ
どうだったでしょうか?
今まで「熟語」が実は「動詞」にただ「副詞」や「前置詞」がくっついたものだと考えたことはなかったと思います。
「もうそういう意味として覚えるしかない」というように丸暗記していたかもしれません。
ただ今回話した「分解」するという行為は実はあなたも既に別のところでやっていることなんです。
それが、「長文を勉強するとき」です。
長文を勉強するときは一文一文を「英文解釈」や「構文解釈」と言われるSVOCM(主語、述語、目的語、補語、修飾語)に分解すると思います。
何が言いたいかというと、それだけ熟語も長文も「英語」を理解するには「分解」=「構造の把握」が大事だということです。
冷静になって考えればどんなに長い一文も全て「SVOCM」に振り分けられますし、「5文型」のどれかということになります。
あまり英語を難しく考えず、シンプルに向き合えば自ずと英語が「分かる」ようになっていくと思います。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!